必読の書の紹介です。
この本は伝説のトレーダー集団、「タートルズ」の中のメンバーで、
最優等生のカーティス・フェイスが書いた本になります。
タートルズは
「シンガポールの亀(タートル)牧場みたいに、トレーダーを育ててみよう」
というところから名づけられたそうです。
タートルズが結成された経緯は、
カリスマトレーダーのリチャードデニスとウィリアムエックハートの間で
「優秀なトレーダーは育成できるか」という賭けが行われたのが発端となっています。
そしてその賭けの実験として
トレーダーの素養があるであろう人物を募集し、タートルズを結成しました。
この本は、システムトレードをベースに話が進んでいきますが、
裁量トレーダーでも参考になる部分はかなりあります。
この本に載っているトレードシステムは現在は機能しないから、
「この本はダメだ!」などと言う人もいますが、
トレードのシステムについては実際どうでもよく、
それよりもシステムに対する考え方や、トレードに対する考え方が大いに参考になります。
資金管理・期待値・検証・破産確率・優位性・規律・一貫性など
トレードで重要な要素がかなり詰まっています。
単純に儲ける為の手法を知りたいと思っているだけの人には全く価値の無い本ですが、
トレードの重要な部分を深く知ることができる数少ない名著です。
参考になる部分も多くあり、
さらにこの本自体も伝記に近く、とても面白いのでオススメです。
この値段でこの内容なのは、間違いなく買いと言えるでしょう。