MTF分析講座その1、その2では、
複数時間軸を見てトレードしていく際のポイントについて解説してきました。
とはいえ言葉だけで説明してもわかりにくいと思いますので、
実例を交えて説明していきたいと思います。
こちらはEUR/USDの日足チャートです。
矢印が指しているポイントは、
誰がどう見ても下にブレイクアウトが発生しているとわかる局面ですね。
このように長い時間足で、
ブレイクアウトがしっかりと確認できる場合には、
短い時間足を見て、
ブレイクアウトが発生している方向に積極的にトレードを仕掛けていきます。
相場というのは長い時間足であればあるほど、
見ているトレーダーが多い為、重要なチャートとなってきます。
日足レベルでブレイクアウトが発生している局面は、
短い時間足でもそちらの方向にブレイクアウトが起きやすくなります。
この場合でしたら、短い時間足を見ながら、
買いトレードは捨てて、売りのみを狙っていきます。
トレードで勝てない方の多くはこういった大きな流れを無視して、
トレードしている可能性があります。
こちらはEUR/USDの4時間足のチャートです。
全体的な流れ、直近のトレンドは下降トレンドです。
明確にトレンドを切り下げている重要なポイントから引いたラインから、
価格が反発してきているポイントがあります。(矢印のポイント)
こういった上位時間軸の相場の変化を確認し、
短い時間軸でトレードのタイミングを探っていきます。
この場合は売りです。
短い時間足だけ見てトレードしていて、
「急に流れが変わってしまった」と感じる場合は
こういった大きな流れに逆らっている可能性が高いです。
続き⇒MTF分析講座 その4