前回のMTF分析講座 その3では、
上位時間軸がブレイクアウトしている局面と、
強力な抵抗帯から反転している局面を例に出しました。
今回は上位時間軸でボラティリティが収縮してきていて、
レンジ相場になってきている局面です。
EUR/USD日足
相場は永遠にトレンドが発生し続けることはありませんし、
レンジ相場が永遠に続くこともありません。
発生したトレンドはいつかは終わり、
レンジ相場に入っていきます。
こういった局面が上位時間軸で確認できる場合には、
大きな流れでレンジ相場になっている局面ですから、
短い時間足で見てもレンジ相場になりやすい状態となります。
日足レベルの揉み合いですので、
短い時間足ではエントリーチャンスはありますが、
レンジを抜けるまでは、
長い時間足でブレイクアウトが起きている場合とは違った値動きとなります。
こういった相場の場合は、
長い時間足のレンジを意識して、
レンジの間を抜くようにトレードをすると良いです。
ボラティリティは収縮と拡大を常に繰り返しています。
・ボラティリティが拡大していく相場なのか
・ボラティリティが収縮していく相場なのか
・どちらでもない相場なのか
長い時間足のボラティリティがどうなっているのかに注目してみましょう。
ボラティリティの変動を簡単に把握できるものが
「ボリンジャーバンド」ですね。
ボリンジャーバンドの使い方はバンド内に収まる確率や、
バンドにタッチした、しない、などよりも、
相場の状態を判断する為に使うのが基本的な使い方になります。
続き⇒MTF分析講座 その5