前回のMTF分析講座 その4の続きです。
今回は上位時間軸で、
サポートレジスタンスの入れ替わりが確認できた局面です。
EUR/USD 4時間足
EUR/USDの4時間足のチャートですが、
サポートだったポイントがレジスタンスに入れ替わっているのが、
最初の陰線のあたりで確認できると思います。
このようにサポートレジスタンスが入れ替わっているポイントは、
相場の状況が今までの状況から変化してきていて、
強い優位性が発生している状態です。
上位時間軸でこのような局面が確認できましたら、
短い時間軸を見ながらタイミングをはかり、
その方向に積極的にトレードを仕掛けていきます。
シンプルかつ単純な戦略ですが、
これをしっかり見ていくだけでもトレードの精度は格段に上がります。
逆に言えば4時間足でこのような状況になっているのに、
短い時間足だけ見て「ブレイクした!買いエントリー!!!」
とやっていてもダマシになりやすくなります。
MTF分析は長い足をチェックしますので、
頻繁に訪れるパターンではありませんが、
非常に重要なパターンですので注意してみて下さい。
「こんなの誰でも知ってるし、ペラペラの本を見ても書いてあるよ」
と思うかもしれませんが、
こんな誰でも知っている、当たり前のことが、
利益を出すにはとても重要な要素だったりします。
トレードで勝つには難しい戦略は必要ありません。
今一度基本に立ち返り、王道をいくトレードを目指しましょう。