利食いの方法はたくさんありますが、
その中で有名なものでマークダグラスの利食い方法がありますので、
サラっと紹介しておきます。
マークダグラスは、
「ゾーン」や「規律とトレーダー」などの書籍が有名な海外のトレーダーです。
マークダグラスはその本の中で「信じられない人もいるかもしれないが、
習得の最も難しいものは、利食いであると言っています。
それでいつ利食いをすればいいのかについては、
「もっとも相場の動きを止めそうな場所」を選ぶということになります。
これは通常長めの時間軸での
主要な高値・安値であると言っています。
これは有効な利食いのポイントだと私も思います。
それとは別に心理学的な観点から、
ポジションを3分割して、自分の思惑通りの方向に動いているときに、
部分的に決済する方法があります。
① エントリーした後に建値から40ポイント離してストップを置く。
② そして建値から40ポイント上昇したら三分の一利食い。
③ そして建値から80ポイント上昇したらまた三分の一利食い。
④ 二回利食ったら、ストップを建値まで移動し、残りのポジションをトレーリングする。
このように利益が乗ってきたら段々とポジションを利食ってくわけですが、
大事なポイントは「こうなった場合はこうする」と
あらかじめ利食いのポイントをしっかり決めておかないといけません。
適当に分割決済しても利小損大になってしまいます。
ということなんですが・・・
そもそも利食いには正解がないことを理解しなければなりません。
「もうちょっと待ってれば利益が伸びたのに・・・」ということはよくありますが、
完璧な利食いを常に行っていくことは不可能です。
完璧な利食いを求めること自体が間違っていますし、
完璧な利食いを求めるとドツボにはまっていきます。
自分で決めたポイントで決済できれば
その後相場がどう動こうが関係ありません。
くれぐれも利食いに「たられば」は厳禁です。