どうも、塚田です。
今日はトレードと勝率について
トレードの勝率はもちろん高ければ高いに越したことはないのですが、
勝つためには必ずしも高勝率である必要はありません。
勝率が良くても損切りと利食いのバランスが悪ければ、
典型的なコツコツドカンのトレードになってしまうからです。
リスクとリワードの理想的な比率はよく1対3以上とよくいわれていますが、
そのぐらいの損益比率になると確実に勝率は低下してきます。
大体5割以下になるでしょう。
勝率が高いトレードの最大のメリットは、
トレードにかかる「ストレス」が低いことです。
「ストレス」が少なければ当然トレードを行うには楽ですが、
この「楽なトレードをしたい」という気持ちは、
多くの大衆の市場参加者の心理なので、
基本的に負け組寄りのトレードになりがちです。
もちろん高勝率・高収益なトレードならば問題ありませんが、
相場での実際のトレードは「ストレス」がかかる実行困難なトレードほど
有効性が高い傾向にあります。
たとえばレンジからのブレイクアウト狙いのトレードの勝率は、
大体5割以下になるでしょう。
一度ブレイクしてトレーリングストップで利益を追っていくことは
強い「ストレス」がかかりますが、
大きな利益を得ることができます。
勝率5割のトレードが5連敗する確率は統計的には3%ぐらいですが、
10連敗もふつうに起こりえます。
相場ではなにが起こるかわかりませんからね。
もし10連敗しても、
11回目のトレードで同じようにトレードできればいいのですが、
負け続けて怖くなり、エントリーに躊躇してしまったりします。
よけいな感情が入ってしまうため
トレードが難しくなってしまうことを真に理解してトレードに臨まねばなりません。
高勝率を求めるのは初心者によくありがちだと思いますが、
相場は毎日変化しているので高い勝率・高い利益率を維持することは困難を極めます。
自分のスタイル・性格にあったトレードスタイルを目指しましょう。