こんにちは、塚田です。
久しぶりの更新ですが、相変わらずトレードは毎日やっています。
日々忙しく過ごしていたら、ブログ更新をサッパリ忘れておりました。(笑)
さて、今日は、「資金のフロー」についてお話したいと思います。
これは、「ドル円と日経平均の相関関係が高いので見ておこう」とか、そういう話ではありません。
FXで通貨ペアを売買する場合、「通貨ペア」を売買することになるので、各通貨を分解して考えることが重要になってきます。
例えば、ユーロドルも、「ユーロ」と「ドル」の合成ですし、ドル円も、「ドル」と「円」の合成ですね。
当たり前のことですが、これは非常に重要です。
つまり、EUR/USDのロングを取りたいなら、ユーロが買われて、ドルが売られる状況がベストということになりますし、
ドル円のショートを取りたいなら、ドルが売られて、円が買われる状況を探すということになりますね。
なので、「どの資産クラスから、どの資産クラスへ資金が流れているのか?」という全体的な資金フローを追っていくことは、とても重要になってきます。
結局のところ、「なぜ価格が上がるのか?」といえば、「買いたい」という需要が通常時より高まり、成行注文が続けて入ったときに価格は上昇していくからです。
資金のフローを追っていくことで、「勝ちやすい状況」が分かってきます。
世の中には、様々な資産クラスがありますが、その性質は各資産クラスによって異なります。
ご存のように、リスクオンの時に買われる資産クラスもあれば、リスクオフの時に買われる資産クラスもありますね。
通貨に、株に、国債に、仮想通貨など、それぞれ性質が異なります。
そして、各資産クラスはそれぞれ独立したものではなくて、それぞれが結びついています。
資金の流れを追うことで、現在の状況は、どの資産クラスに資金が流入しやすいのか?という回答が自然と出てくるのです。
具体的には、
・どの通貨からお金が流出しているか?
・どの通貨へお金が流入しているか?
という資金のフローを追い、その後リスクオンなのか?リスクオフなのか?
ということを考えて、どの資産クラスに注目が集まっているかを見極めます。
日経225、S&p500、ダウなどの株指数の動き。原油、金などの資源の動き。

後は、各通貨の資金の動き。

そして、国債の利回りと、イールドカーブなど。

大体そんなところを見ると、資金の流れが見えてきます。
これらの情報は、一般的な投資情報サイトでどこでも手に入ります。↓(インデックス系は独自指標)
https://jp.investing.com/charts/indices-charts
これに金融政策なども合わせて考えていくと、相場の地合いがよくわかります。
例えば、安全資産の国債が売られて、リスク資産の株やユーロやBTCが買われているとか、
金が売られて原油が買われているとか。
株から資金が抜けて、国債が買われているとか。
最初は、そんな簡単な流れの把握からやってみることをオススメします。
そして、その流れに逆らわないようにフィルーターをかけてトレードをするのです。
資金のフローを考えて立ち回ると、その後のテクニカル分析もより活きてくるでしょう。
資産クラスにお金が流れれば上がるし、出ていけば下がるという単純な構造ですから。
トレードをやっていれば一度は耳にしたことがある話だとは思いますが、とても重要です。
ヒントにして、ご自身のトレードを考えてみてくださいね。
参考になれば幸いです。