一口に押し目・戻りと言っても深い場合もありますし、
浅い場合もあります。
基本的なことですが、
今日はどこまでが押し目、戻りのポイントであるかということを解説したいと思います。
どこまでを押し目、戻りと判断するかの答えはダウ理論にあります。
ダウ理論の中の
「トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する」
の条件が崩れるまでは押し目、戻りのポイントとなります。
上昇トレンドであれば高値を切り上げて、
安値も切り上げている状態。
![上昇トレンド](https://www.dealingfxblog.net/imgs/d/0/d0f21ff3-s.jpg)
下降トレンドであれば安値を切り下げて、
高値も切り下げている状態ですね。
![下降トレンド](https://www.dealingfxblog.net/imgs/0/1/01bad018-s.jpg)
この条件が崩れるまでのゾーンは全て
「押し目買いが入る可能性があるポイント」ということになります。
![押し目](https://www.dealingfxblog.net/imgs/5/1/51cdea15-s.jpg)
このようにトレンドの初動が発生して、
最初のリトレースメントが発生している場合は、
一番下の安値を割るまでは条件が崩れていません。
ですので水色のゾーンの間までは全て押し目買いのポイントになります。
続いて第2波も発生して綺麗なトレンドが形成された場合は、
このゾーン内が全て押し目のポイントということになります。
![押し目2](https://www.dealingfxblog.net/imgs/c/9/c9ec98cc-s.jpg)
しかし当然のことながらどこで押し目、
戻りが入るのかを毎回正確に捉えることはできません。
トレンドが発生し、
その後の調整でサポートレジスタンス・MA・フィボナッチといった
主要な抵抗線までリトレースしたポイントが、押し目買いの一つの候補となります。