ドテン売買の有効利用法

こんにちは、塚田です。

今日は、ドテン売買についてお話したいと思います。

以前、こんな質問をもらいました。


※読者からの質問

損切りになったトレードが、その後損切りをした方向に大きく動いていく傾向にあると感じます。

損切りになったポジションをすぐにドテン売買することは、何らかの優位性があるものなのでしょうか?


ドテン(途転)売買とは、持っているポジションの反対の建て玉を持ち直すことです。

(買い方なら、買いポジションを手仕舞いして、売りポジションを持ち、売り方なら、売りポジションを手仕舞いして、買いポジションを持つ)

つまり、持っているポジションの逆転ということですね。

 

まず、「大きく動いていく傾向にあると感じる」とのことですが、これ自体が、単なる気のせいである可能性もありますので、注意が必要です。

相場で何か規則性のある動きを見つけたと感じても、規則性の無い動きを、「規則性があると誤って判断」している可能性があるからですね。

 

ドテン売買の優位性

ただ、ドテン売買には優位性もあるとは思います。

その理由は、市場のパターンが裏切られたときに、市場参加者の心理状態が一気に変化する可能性が高いからです。

例えば、これは下降トレンドの底で、逆ヘッドアンドショルダーパターンが発生したケースです。

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このような反転パターンが形成されると、参加者の期待が集まりますよね。

「ここから反転上昇するかも?」と多くの期待が集まります。

 

それによって多くの買い方が市場に参入することになりますが、もし上昇しきれずに、このパターンが否定された場合には、買い方の期待が一気に裏切られる形になります。

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多くの買い方は、安値の底で失望しポジションを投げ、需給のバランスが崩れるわけです。(損切り)

それによって価格が大きく動きます。

他のだましを利用した売買も全てこのような理屈なので、そういった意味では、損失になったトレードを、そのままドテン売買することも意味があると感じます。

状況によっては、活用することに価値はあるでしょう。

 

ドテンのデメリットと、試行錯誤について

ただ、当然のことながら、ドテン売買は往復ビンタを食らうリスクを抱えています。

なんのデータも無しに、安易にドテン売買を行わないようにしてくださいね。

 

これは、トレーディング全般で言えることですが、なんでもすぐに、「ああした方が良いかも」「こうした方が良いかも」という直感や思いつきでトレードを変更するのは大変危険です。

確かに、過去チャートを見ていれば、様々なトレーディングアイデアが浮かんでくるかもしれません。

しかし、すぐに浮かんできたようなアイデアで、継続的に収益を上げられることは絶対に無いです。

「これをすれば勝てるかも!」というような、安易な思いつきでトレードを変更するのはやめましょう。

 

短いスパンでは何も分りませんから、何か大きな変更を行っていく場合は、半年、1年といったサイクルで計測を行い、少しづつ見直していくほうが良いと考えています。

試行錯誤をするのは簡単ですが、それが必ずしも良い結果に繋がるとは限らないからですね。

高い運用成績が出せている方でも、この間違いをしてしまいます。

ドテンに限らず、新しいルールを持ち込む際は、しっかり統計をとって、慎重に変更するようにしましょう。

それが、継続的に収益を上げる為に必要です。

 

ということで、今日はドテン売買についてお話しました。

今回は以上です。今週も頑張りましょう!

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Tatsuya Tsukada
1988年、山梨県生まれ。株式会社JOE代表取締役。 僕は資産運用のプロです。メルマガの読者は1万5000人を越え、現在はトレードをする傍ら、複数の会社を経営しています。 2012年よりブログを開始。トレードスクールの運営を行い3000名を越える受講生がいます。また24fitnessサイボディの創業者として経営に携わっています。

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