勝組だけが知っている。FXで勝つ為の原則とは?【決定版】

こんにちは、塚田です。

今日は「相場の本質」についてお話します。
利益に直結する話なので、理解を深めてトレードに活かしてもらえればと思います。

価格運動を理解する

まずは、価格運動の「基本原理」についておさらいです。

価格の動きは、「無重力の中を漂うボールの動き」をイメージしてもらうとわかりやすいと思います。

宙に漂うボールが、壁から壁に跳ね返りながら進み、時には壁を壊して進んでいくイメージですね。(壁=サポートレジスタンス)

壁が無ければ「慣性の法則」で次の壁まで進みやすく、壁があれば価格は跳ね返りやすくなります。

壁(抵抗)と壁(抵抗)の間を価格が動いているイメージですね。

基本の動きはシンプルです。

 

では、シンプルな構造なのに、なぜトレードは難しいのか?

それは、「どこが壁になっているのか一目で分からない」こと、「複数の時間軸で違う動きをしている」からです。

パズルをイメージする

トレードはパズルのようなもので、複数の要素を組み合わせて答えを出していきます。

一つの時間軸だけで「壁」を探すのではなく、各時間軸で、「壁」がどこにあるのか、細かく見ていくのです。

①価格と壁との関係は、どのような状況に置かれているのか?(サポートレジスタンス)
②慣性の法則は上と下、どちらに働いているのか?(トレンド方向)

これらを複数の時間軸で把握するのが、マルチタイムフレーム分析となります。

(壁)抵抗になるポイント

では、どこが「壁」になりやすいのでしょうか?
それは、「大衆の心が揺り動かされた場所」であり、「多くの参加者の思惑が集中するポイント」ですね。

例を出して説明します。

上昇トレンドが崩れ始めた局面

例えば、このチャートのように上昇トレンドで価格が推移していたとします。
市場の思惑とすれば、「上昇する」という思惑が強まっていますよね。

このポイントで下落になった場合、高値圏の「買いポジション」を持っている参加者は含み損の状態となります。

この状況は、人によっては、損失を耐えているかもしれませんし、あるいは価格が下がったことによって、押し目買いのチャンスだと考えて買い増しをする人もいるでしょう。

これは、「買い方(ロング)」の目線ですね。(買いたい人)

 

逆に「売り方(ショート)」の目線で考えると、自分は間違っていたと考え、ポジションを投げる(売る)かもしれませんし、あるいは、上昇トレンドが終了したと判断して、逆張りで新規の売りを仕掛けてくる人もいるでしょう。

買いたい人と、売りたい人の思惑

①トレンド転換を狙って、新規に「売りたい」と考えている人
②買いポジションを「売って手仕舞いしたい」と考えている人
③押し目だと判断して、新規に「買いを追加したい人」
④売りポジションを、「買い戻して手仕舞いしたい」と考えている人

このように「買いたいと思っている人」も「売りたいと思っている人」も同じぐらいいるのです。

様々な思惑が交差するので、売り買いの均衡が崩れる(決着が着く)までは、買ったり、売ったりが続きます。

この状態がいわゆる「レンジ相場」ですね。

売り買いの決着

では、「レンジ相場」が終り、下落が決定的なものになりました。

買いポジションを保有していた買い方(ロング)は、上昇することを諦め、次々とポジションを手放していきます。

また、高値圏で売りポジションを保有していた売り方(ショート)は、自分の考えが正しかったと判断して、売り増しをしてきます。

それまでの、「上がるだろう」という思惑が強ければ強いほど、反転した時の衝撃は強くなります。

参加者が慌てれば、「どんな値段でもいいから早く売りたい!」ということになり、買い方のポジションの投売りが起こりやすくなるからです。

安値を下にブレイクアウトし、下落が加速していきました。

 

一点付け加えておくと、高値で掴んでしまった大衆参加者の多くは、小さな値動きでは、ポジションを投げません。

人間には、利益よりも損失を極端に嫌い、避ける傾向があるからです。(損失回避性)

決定的な動きになった場合にのみ、大衆は諦めます。

【大衆=弱者、初心者、素人】

なので、「大衆はどこまで含み損を耐えるのか?」という視点で相場を見るのは、とても重要です。

決着が着いたポイントが市場の分岐点となり「壁」になります。

このポイントは、「買いたい」という人がいなくなった価格帯ですから、再度価格が戻した際も新規の買いが入りにくくなっています。

【補足説明】:大衆が買いを諦めたということは、裏を返せば、プロトレーダーはその価格帯で売り持ちしていると考えることができる。なのでその価格帯ではプロトレーダーの迫撃売りにより下落圧力がかかる。

高値圏で糞ポジションを掴んだ大衆の悲観的な投げ売りが終わるまで、そしてプロトレーダーが売り玉を利食い終えるまでは下落が続く。

大衆がポジションを投げ終り、プロが安値圏で買い集めを終えると、相場は上昇トレンドへ転換し始める。

 

市場の思惑が集中する場所を「壁」として認識して、戦略を立てていくと良いトレードができます。

戦略を立てる

戦略を立てる時には「壁」を認識し、パズルを解くイメージで考えます。

具体的な考えは以下のとおりです。

①:複数の時間軸で壁を確認し、位置関係を把握する
②:慣性の法則で、どちらに進んでいるのか?を把握する
③:短期でタイミングを図る

長期の時間足で、現在どのような状況にあるのかを把握し、短い時間軸でタイミングを図ります。

そして、タイミングを図る際は、リスクリワード(損益比率)を意識することを忘れずに。

 

市場参加者は人間ですので、毎回同じ動きにならないことも覚えておかなければなりません。

今回お話したのは、分りやすい一つパターンのみですが、他にも様々なパターンがあります。

この考え方をベースに相場を見ると、違うものが見えてくると思います。

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ABOUT US
Tatsuya Tsukada
1988年、山梨県生まれ。株式会社JOE代表取締役。 僕は資産運用のプロです。メルマガの読者は1万5000人を越え、現在はトレードをする傍ら、複数の会社を経営しています。 2012年よりブログを開始。トレードスクールの運営を行い3000名を越える受講生がいます。また24fitnessサイボディの創業者として経営に携わっています。

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