プライスアクションを考える

こんにちは、塚田です。

昨日は、ユーロ爆下げからの全戻しの展開となりましたね。

リアルタイムで見ていて、久しぶりに「なんだこれ?」って言ってしまいました(笑)

今日の動きもユーロだけでなく他通貨にも動きが波及しているので、全体的にボラティリティが上がってきている印象です。

かなり稼ぎやすい環境になってきたのではないでしょうか。

 

さて、久しぶりのブログ更新ですが、いただいた質問に答えていきたいと思います。

読者の方からこんな質問をいただきました。

原資を行ったり来たりする状態(トントン)から全く抜け出せません。

(ただ、はじめの頃より失敗が減ってきているのは感じています)

失敗を減らせばと思い、その時のチャートを印刷して振り返り損益率や勝率もちゃんとノートにつけています。

月単位で利益が出せないと言う事は何か問題があると思うのですが、何をどうすればいいのか分りません。

もし、改善策があるのであればどんなことでも構わないので教えていただけないでしょうか?

トレードの内容によって原因が異なるので、なんともお答えし難いところがありますが、このように前向きに取組む気持ちは、必ずプラスに働くのでは無いかと思います。

悲観的になられていますが、トレードは普通にやっていれば「間違いなくマイナスになるもの」ですから、トントンの状態も捨てたものではありません。

それなりに数をこなしてマイナスになっていないということは、少なくとも資金管理は正しく実行されているのでは無いでしょうか?

 

となれば、何が問題となるかというと、後は「仕掛け」と「手仕舞い」のタイミングが問題ということになります。

当然のことながら、資金管理が素晴らしくても、仕掛けるタイミングが悪ければ利益は残りません。

エントリータイミングで重要なのは、要点を絞れば「長期環境の流れに沿うこと」と「短期のプライスアクション」を考えることだと考えています。

相場の攻略には様々なアプローチの方法があり、期待値の高い方法はいくつもありますが、私はこの理論をメインに期待値を上げています。

 

長期のトレンドに沿うことに関しては、売買を執行する時間軸より上の時間軸で方向感を把握するだけでも雰囲気は掴めるのではないかと思います。

もちろん、短期トレンドが波及して長期トレンドを変えてしまうこともありますが、確率的には、長期トレンド方向に収束することの方が圧倒的に多いのでそちらにバイアスをかけた方が有利となります。なので大きな流れには絶対に逆らいません。

 

そのような環境下で、短い時間軸を使いタイミングを絞り込みます。

最も高確率なのは「大量のカモが狩られるポイント」です。

例えば、長期環境が上昇トレンドの状況だと仮定します。

・GBPJPY長期足

このような状況下ですから、素直に押し目買いを考えます。ここで変に考えを巡らせたり、難しく考える必要はありません。素直に考えることが大切です。

・GBPJPY短期足

そして短期時間軸で買いの期待値が高まるプライスアクションを探っていきます。

(押し目の部分を拡大)

まず長期トレンドが上昇トレンドの中、短期時間軸で下落し、(A)という安値をつけましたが、その後(B)まで価格が戻し、再度(C)まで下落する動きが発生しています。

(B)からは、勢いよく下落していますが、(A)の安値を抜くことはできませんでした。(なかなか本格的な下落ですので、つられて売りポジションを持ってしまいそうな値動きです)

その後(B)の水準のレジスタンス(青色のゾーン)に何度も阻まれ、(D)(E)(F)と三回も安値を試しますが、結局安値を下に割ることができませんでした。

ここでは、下がると思って売っている逆張り派の売りが、何度も失敗に終わったことが分ります。

ここで売り込まれたボリュームが大きくなるほど、上に弾けた場合に、下に傾いていたバイアスが一気に上に傾き、トレンドフォロワーの資金がワーッと流入してきます。

 

この状況での攻防のポイントとなっているのは、何度も価格が弾かれている(B)の価格帯でしょう。

(B)のレジスタンスを突破し、(G)の高値をつけた頃には、逆張り派は売るのを諦めます。

それによって、逆張り派(売り)の買戻しと、順張り派の(買い)の新規買いによって価格は上昇していきました。

大切なのは、形で覚えるのではなく、このような意味を考えることです。

この状況であれば「下にいくぞ!」と本気で感じさせる局面が何度もあったので、売り方がひきつけられ強いエネルギーの逆転が起こりました。

全てがマッチすると、8割ぐらいの勝率は余裕で実現できるので、意味を考えることはとても重要です。

大衆心理についてはこちらの講座で詳しくやっていますので、よければ参考にしてもらえればと思います。

 

それから、手仕舞いに関しては、ある程度ダイナミックに設定するようにしています。

損失を小さくしようと考えるあまり、あまりにタイトなストップを設定してしまうとノイズにより勝率を低下させてしまうでしょう。

 

他にも色々なアプローチがあるので、「大衆を出し抜けるのではないか?」という前提で理論を考え、実験してみることをオススメします。

フリーランチは意外とあるものです。

PS

それから、市場時間についての質問もいただきました。

各セッションの区切りの時間は、「正直よくわからないし、ややこしい!」と思う方も多いのでは無いかと思います。

そんなときはこのサイト。

[blogcard url=”https://www.oanda.com/lang/ja/forex-trading/analysis/market-hours”]

時差が良く分らなくても1発で理解できると思います。

各セッションごとにどんな動きの違いがあるかなどを研究することは売買に役立つと思います。

それでは、また。

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ABOUT US
Tatsuya Tsukada
1988年、山梨県生まれ。株式会社JOE代表取締役。 僕は資産運用のプロです。メルマガの読者は1万5000人を越え、現在はトレードをする傍ら、複数の会社を経営しています。 2012年よりブログを開始。トレードスクールの運営を行い3000名を越える受講生がいます。また24fitnessサイボディの創業者として経営に携わっています。