FXはどんなニュースに注目すればいいのか?どのように対応するべきか。

こんにちは、塚田です。

今回は、マーケットに影響を与える、重要なヘッドラインや、トップニュースへの対処方法についてお話します。

・FXでどんなニュースに注目すればいいのか分からない
・なぜ米国の動向が重要なのか
・ニュースの影響度をどのように判断するのか?
・どのようにニュースなどに対応すればいいのか分からない

こんな疑問をお持ちではありませんか?

最近のマーケットも、トランプ大統領に関するヘッドラインで振り回される相場が続いていますね。

トランプ大統領がコロナ陽性になり、そしてその後すぐに電撃退院。

そして、先日も、トランプ大統領が「大統領選が終了するまで追加の景気対策法案の協議を終了する」と発表したことで、米国株式相場急落の円買い、ドル買いとなりました。

米国のトップニュースによって、リスクオン、リスクオフが毎日コロコロ切り替わるような状況です。

あなたは、ニュースによって、トレードが振り回されていませんか?

FXでどんなニュースに注目すればいいのか分からない

全てのニュースを追っていくのは、時間的も体力的にも難しいと思いますが、実は注目するべきヘッドラインはそれほど多くはありません。

最も注目するべきニュースは「米国の政治経済ニュース」「各国の金融政策に関わるニュース」です。

米国の政治経済ニュースというのは、幅広いものを指しますが、中でも重要なのは金融政策に関わるニュースになります。

発表されたニュースによって、「金融政策の方向性が変化するかどうか?」ということが一番重要になります。

今後の金融政策の方針が変わるであろう事象が置きた場合は、市場はニュースの内容を価格に織り込み始めます。

ですから、米国に関連するトップニュースは確実に抑えておきましょう。

後は、「地政学リスクに関するニュース」です。

地政学リスクに関するニュースというのは、地域紛争、テロ、ウイルス、貿易摩擦などを指します。

このあたりは、一般的なニュースサイト(bloombarg,ロイター)や、新聞やニュース番組などで得られる情報で問題ありません。

個人的に好きでおすすめしたいニュース番組は、テレ東のモーニングサテライトです。

速報性を求めるのであれば、Twitterで証券会社などの金融アカウントをフォローしての情報収集が一番早いです。

後は、その他の先進国各国の、政治経済ニュースを追っていくとよいでしょう。

なぜ米国の動向が重要なのか?

なぜFXのトレードにおいて、米国の動向が最も重要なのかといえば、アメリカが基軸通貨である米ドル(USD)を有する国であるからです。

為替取引の大半は、ドルを介したものであり、通貨ペアの取引ランキングも1位~5位までが全てドルストレート通貨ペアが占めています。

そのため、米ドルの動向は最重要と言えます。

通貨ペアを取引するFXにおいては、「米ドルを制するものは、相場を制する」と言っても過言ではありません。

ニュースの影響度をどのように判断するのか?

ニュースの重要度をどのように判断するのか?

基礎的なファンダメンタルズが変化したかどうかが重要になるので、一時的な影響を与えるだけのニュースは無視してしまっても構いません。

例えば、米国のニュースといっても、政治家のスキャンダルぐらいでは、よほど大物で無い限り、相場への影響は限定的でしょう。

重要なのは、そのニュースによって、最終的に各国の中央銀行が行っている、「金融政策が変化するかどうか」です。

つまり、一見大きなニュースに見えても、その後の金融政策に変更が無いのであれば、マーケットへの影響は限定的で、一時的な値動きだと考えた方がいいです。

もちろん、個別のニュースの影響が無い訳ではありませんが、ニュースが出るたびに目線を切り替えていても、トレンドに乗ることができず、振り回されてしまうことになるからです。

リスクオン、リスクオフで相場がコロコロ変わっても、大局観(大きな流れ)を見失わないことが大切になります。

地域紛争、テロ、ウイルス、貿易摩擦などの地政学リスクに関しては、どの程度影響が長期化するのかと、深刻度によってマーケットへの影響は変わります。

地政学リスクが高まることで、「有事の円買い」「有事のドル買い」といったトレンドを形成することもありますが、それも結局は経済に影響を与え、金融政策に影響を与えることで為替相場が動きます。

北朝鮮のミサイル発射などが良い例ですが、一時的な円高になっても、問題がすぐに収束する場合は、価格もすぐに戻します。

ただ、長期化して、経済に大きな影響を与える場合はトレンドが変わることもあります。

例えばコロナウイルスもそうですが、ウイルスの影響により世界的な経済危機になりました。

それによって、経済が停滞し、米国で金融緩和の思惑が強まり、実際に米ドルが供給され、米ドル安のトレンドを形成する、といった形です。

大統領選などの政治イベントがマーケットを動かすのは、指導者が変われば、財政政策や金融政策の方向性も変わるからです。

なので、「このニュースによって金融政策の方向性や規模が変化するのか?」と考えることは、中長期的なトレンドを読む上では重要になります。

どのように対応するべきなのか?

ちなみに僕は、モニターに張り付いてトレードするタイプでは無いので、ヘッドラインを常時監視している訳ではありません。

基本的には、相場に大きな値動きが発生してから、原因を探してからでも問題ないと考えています。

以下のような流れでヘッドラインを追っています。

①急激な値動きが発生する
②値動きの原因らしきものを探す
③値動きの原因が判明した場合、一時的なものか見極める

大体、以上のような流れで考えますので、常にヘッドラインを追い続けることはしていません。

また、金融政策会合の内容や、記者会見の内容なども後で内容を確認することがほとんどです。

「金融政策の方向性や規模が変化するのか?」と考えます。

経済指標も同じで、指標の発表時刻に正座して待っているようなことは少ないです。

相場に拘束されて自由がなくなっては、意味が無いからです。

原因が特定できない値動きへの対処方

大きな値動きがあると、「この値動きの原因は何だろう?」と値動きの原因を探すことになります。

しかし、値動きの原因を完全に特定することは不可能です。マーケットの参加者は大勢いますし、売買の記録を確認することも出来ないからです。

その為、値動きの原因究明をいくらやっていても、意味が無いこともあります。

米ドルの中長期的なビューは常に考えるようにしていますが、米ドルの動きがはっきりしない時もあるので、そういった場合は、円やユーロ、ポンドなどの他の通貨の見通しを立ててトレードすることになります。

分からない場合は分からないと、区切りをつけることも必要でしょう。

まとめ

ニュースは数多くあり、全てのトピックを追ってしまうと、相場の見通しが立たなくなってしまいます。

学者やアナリストになっても意味がありませんから、情報の取得選択をしていきましょう。

参考になれば幸いです。

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ABOUT US
Tatsuya Tsukada
1988年、山梨県生まれ。株式会社JOE代表取締役。 僕は資産運用のプロです。メルマガの読者は1万5000人を越え、現在はトレードをする傍ら、複数の会社を経営しています。 2012年よりブログを開始。トレードスクールの運営を行い3000名を越える受講生がいます。また24fitnessサイボディの創業者として経営に携わっています。