FXで優位性のある手法とは何か?勝ち組トレーダーの考え方。

こんにちは、DealingFXの塚田です。

この記事では、fxにおける「優位性」と「優位性のある手法」ついてお伝えしていきます。

どのような手法が優位性があるのか、優位性とは何かを明らかにしていきます。

優位性を正しく理解して、勝ち組トレーダーを目指しましょう。

FXの優位性とは何か?

まず「FXの優位性とは何か?」について。

優位性という言葉が、トレードの世界では、しばしば使われますが、元々の言葉の意味は「別のものと比較して優れていること」という意味になります。

つまり、FXにおける優位性とは、なんらかの「差を生み出す、優れている手法」という解釈をするのが一般的な考えだと思います。

FXの優位性を知るには、過去チャートで検証すべき?

そして、ネット上で「FXの優位性」というキーワードで検索をすると、「優位性のある手法であるのか売買の前に検証をすべき」というような考え方が一番にヒットします。つまり、「トレード手法の有効性を、検証によって判断する」という考え方ですね。

この考え方は、まっとうな理論に聞こえますが、実は大きく間違っている部分がありますので注意してください。

それは「過去チャートでいくら検証しても、優位性のある手法を発見することはできない」ということです。

過去チャートで検証をしても、勝てるチャートパターンを発見することもできなければ、勝てるトレード手法か判断することもできません。

「えっ?過去チャートで分析して、上手くいったのであれば、上手くいくに決まっているじゃないですか?」と思うかもしれませんね。

確かにその気持ちは、よく分かります。特に頭の良い人ほど、データ分析や統計的な知識は豊富なので、過去のデータでの検証に傾斜しがちですが、過去のチャートで手法が有効か検証しても意味が無いのです。

過去に発生した事象は、同じように繰り返されない

その理由は「過去に上手くいった手法」というものが、その後の未来において上手くいき続ける可能性が低いからです。

なぜなら、世界情勢やマーケットの参加者の心理は常に変化しているからです。

地政学リスク、金融政策、要人発言、経済指標の結果、ヘッドラインなどは、毎日違うので、一見してチャート上で同じ見える動きでも、実際は全く異なります。

そして、未来の相場で起こる事象は、唯一の事象であり、過去の事象とは発生条件が全く異なります。なので、過去に上手くいった手法が優位性がある訳ではありません。

例えば、Aという売買ロジックをバックテストした結果、過去20年において利益の出る手法であったと仮定しましょう。

この売買ロジックを今からの売買に適用させたとして、利益が出ると思うでしょうか?

過去で利益が出ているのなら、優位性もあって、利益が出る可能性が高いのでは?と多くの人は考えます。

しかし、それが、大きな罠なのです。実際にやってみると分かりますが、不思議と利益は出ずに、資金は減少していきます。

トレード初心者は過去のバックテストのデータさえ良ければ、優位性のある手法だと信じてしまいますが、確実に儲かる手法というものが仮にあったとしても、それは一時的なもので、決して長続きしません。

バックテストのデータは、一見信頼がおけるデータのように見えますが、全く優位性が無いので気をつけてください。

過去において利益が出た条件、パターンというのは、見つけようとすればいくらでも見つかるからです。

また、「フォワードテスト(実運用)でも利益が出ているので、優位性のある手法だ」という考えも、一時的なものである可能性が非常に高いです。

過去のデータに最適化したロジックは、いずれ通用しなくなるのです。

マーケットに特定の偏ったパターンがあると優位性が消滅

その理由は、マーケットに特定の偏ったパターンがあると、そのパターンを狙って参加者が飛びつき、優位性が消滅してしまうからです。

例えば「移動平均線がクロスしたら買う」という売買ロジックが利益になるのであれば、誰もが移動平均線がクロスしたら買うことになりますよね。

全ての人に共通で確実に上手くいく方法があったとすれば、その方法が皆に採用されるのは、至極当たり前です。

しかし、相場の基本的な構造は、ゼロサムゲームであり、利益の奪い合いです。全ての人が利益を得られる訳ではありません。

※相場の構造は以下の記事も参考にしてください。

他の参加者の損失が利益になる訳ですから「全員が上手くいく方法」というのは理論的にあり得ない訳です。

一時的に必勝法が存在したとしても、参加者同士で利益を奪い合う形になり、最終的に「マーケットの歪み」は埋められてしまうことになるからです。

必勝法が存在しないのも、上記のような理由があります。

つまり、一時的に必勝法というようなパターンがあったとしても、そのようなパターンはいずれ無くなってしまうということです。

過去に起こった事象(チャート、価格形成)はあくまで過去に起こったものであり、未来では決して同じように動きません。

なので、何年ものバックテストに耐え抜いた優秀な手法が、実際の運用になったらすぐに損失を出し始めるという不思議なことが、当たり前のように起こります。

繰り返しになりますが「優位性のある手法か確認するためにバックテストをしよう!」とやっても、殆ど意味が無いのです。

現在に最適化すれば、優位性が生まれる

優位性がある手法がいずれ通用しなくなるということは「結局、何をやっても駄目ってこと?」と思うかもしれませんね。

確かに「確実に勝てる手法」というものが仮にあったとしても、瞬時にマーケットの歪みは埋められ、機能しなくなってしまいます。

では、どうすれば良いのでしょうか?

少し混乱してきたのでは無いかと思うので、一度重要なポイントを整理して考えてみます。

勝てる手法があったとしてもそれは一時的なものである。ということ。

そして、マーケットは常に変化していることで、同じ方法が通用しなくなる・・・

ということでしたね?

なので、逆に考えれば、変化に対応してリアルタイムで最適化することができれば、利益を上げ続けることができます。

「過去に最適化」しても勝ち続けることはできませんが、「現在に最適化」することで、優位性を保つことができます。

変化する現在の状況に合わせて、その度に、優位性がある状況を選び取っていけば、他者に対して優位性のある売買を行うことができます。

トレードの優位性は、現在に最適化できるかで決まります。決して過去のパターンで判断できるものではないのです。

優位性とインサイダー

「皆がやっているから、この方法がいい」という基準で売買をしても当然利益にはなりません。

極端な話、他のプレイヤーが知り得ない情報(インサイダー)であれば、非常に高い優位性を持っていることになります。

※インサイダー取引とは、未公開情報を不法に利用して市場取引を行い、情報を持たない投資家に損害を与える犯罪的行為をいいます。

つまりインサイダー取引は、最強の優位性を持っていることになりますが、当然のことながら、インサイダー取引は犯罪ですし、インサイダー情報が個人投資家に入ってくることはあり得ません。

完全な必勝法などは存在しないのです。

優位性のある手法とは?

では、完全な必勝法が無いとすれば、世の中に存在するテクニカル分析などは全て無意味になるのでしょうか?

何かの手法単体で勝ち続けることはできませんが、トレードの要素の一つとしては、有効に活用することができます。

全てのテクニカル分析や、手法が有効な訳では無く、優劣があります。

具体的には、相場の構造に起因する根拠があるもので、マーケットが時折歪むものであれば、一定の効果を得ることができます。

全て優位性があるわけでは無く、明確な根拠があるものに限定されます。

例えば、サポートレジスタンスや、出来高、オプション情報、市場心理に基づいたプライスアクションなど。

古くから活用されているサポートレジスタンスなどのチャートパターンも、単体で収益が上がるほどの優位性はありませんが、市場心理がチャートに反映されている以上、チャートパターンやポジションの動向に完全に優位性が無い訳ではありません。

市場心理はしばしば行き過ぎることがあるので、そういったポイントでは偏りが発生するからです。

「現在に最適化する」ということは、現在の状況を適切に把握する必要があります。

なので、そのときのマーケットの状況、市場参加者のセンチメントに影響するトピックなども重要になってきます。

例えば、中央銀行が行う金融政策の内容は毎回変化しますが、為替相場への影響度は非常に大きいと思います。

そういった「現在起きている事象」を読み解いていくことが、結果として優位性を得ることに繋がります。

テクニカル分析、チャート分析、だけにこだわらず、広い視点でマーケットを捉えることができれば、トレードは安定したものになります。

検証ツール(Forextester)は優位性を学ぶのに有効か?

前述したように、「勝てる手法を探す」「手法が有効か検証する」ということに対して、過去チャートの検証はさほど意味がありません。

Forextesterのような過去チャートを使う分析ツールを使っても、本当の意味での検証にはならないのです。

チャートをじっと眺めて、勝てるパターンを探しても時間の無駄で、あまり上達しないので注意しましょう。

基本的なチャートパターンや、サポートレジスタンスの仕組み、ロールリバーサルなどが理解できていれば十分です。

チャートを見る目を養うという点においては、ある程度効果的であると言えます。

まとめ

優位性とは、「差を生み出す、優れている手法」ということになりますが、過去チャートを使った検証には大きな落とし穴があり、注意が必要です。

また、過去チャートの検証ツールを使ってもトレード技術は、上達しないということも覚えておきましょう。

優位性のある手法とは、過去のデータに最適化した手法では無く、現在の状況に最適化した手法、ということになります。

優位性を正しく理解して、あなたのトレードに役立ててください。

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Tatsuya Tsukada
山梨県の甲府市で生まれました。トレードスクールの運営を行い、3000名を越える受講生がいます。メルマガの読者は1万5000人を越え、現在はトレードをする傍ら、複数の会社を経営しています。